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竹中平蔵、中国で日本経済を語る 北京大学特別講義より

面白かった。
夜眠れずに、手元にあったのを手に取った。
軽く読んでうとうとするつもりが・・・引き込まれて、興奮してしまった。
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小泉改革には賛否両論ある。
そもそもあれを改革と呼ぶのか?そんな大仰なものじゃないんじゃないか?という
議論もある。
それはそれとして置いておいて、マツリゴトの中心にいた人物が語るリアルタイムな話には
熱と臨場感があり、またあれが何を目指してのものであったのかを感じることができた。

今は、何かあのときよりもまた退化してしまった気もする。
ブームのような郵政改革は後戻りしてるようにも感じてしまってるが、現実として300兆円は
動いてるのだし、それを見つめ続けることは国民として大事なことだ。

何でこんなに皆元気がないのか?
ダイナミズム、動きを感じてる人間が少ないからだ。
世の中は、世界は動いてる。
動こそが、特にビジネス・実業の世界では真実だ。

ため池みたいなところにいる。
世界中がため池になってくれりゃぁそんな平和で結構なことはないが、
それこそ幻想だ。
激流こそが本当の姿なのだ。
それを見えなくしてるものが沢山あるだけであり、感性をそこで埋没させてしまったら
未来をつくるなんてことはできるわけがない。

最後の一文、「皆さん、勉強しましょう」。
その通り。
”生きる”ために。
by makoto_nakamu | 2009-07-25 09:28 | 読書 | Trackback | Comments(0)