フィッシュストーリー

素敵な話。
表題作他3作。
表題作含み3作を読んで、あと1作残ってるが、それを読んでしまうのが惜しいと思えるくらい。


○フィッシュストーリー
『正義の味方』
・・・
「普通は正義の味方というと、弁護士とか警察官とか消防士とか、
そういった職業を思いつくものでしょうが、父は違ったんですよ」
・・・
「父が言うには、大事なのは職業や肩書きではなくて、準備だ、ということらしくて」
「準備?」
「強い肉体と動じない心。それを身に着ける準備こそが必要だ、と」


この一節を読んで、俺が昔から求めてた『正義』に対する答えってこれじゃないかなと思えた。

旅をしてるときに友人に手紙を書いた。
稚拙な若者の青臭い、振り返ると赤っ恥だけどそのときだけは大真面目な。
自分の生まれや育ちに対する反感や、そこに対して客観ぶって考えてみようとした。
でもどこかで、”これも違う”と思ってた。
そのとき思ってたことに対しての答えが、あれから12年も経ってふと小説の中で
その言葉に出会うとは。
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◇あらすじ
1975年、「セックス・ピストルズ」がデビューする1年前。日本の売れないパンクバンド「逆鱗」が解散前の最後のレコーディングで演奏した「FISH STORY」という曲が時空を超えて奇跡を起こし、地球を救う。

これも映画が観たくなった。
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by makoto_nakamu | 2010-10-05 21:38 | 読書 | Trackback | Comments(0)

I LOVE YOU

恋愛してねぇなぁ~ と手に取ってみる。
する必要もないし、そんなことやってる暇ないのだろうが、一方では
恋の持つ力ってのを求めてたりもする。
一般的な男なんだろうな、俺は。


遊びだった女性はいつの間にか去っていく。
これは不思議だ。

特に図ったわけでもない。
一定のルールがある訳でもない。
自分から身の上話をしてもいないし、はっきりと別れるための言葉を告げるわけでもない。

でもいつか会わなくなり、会いたいと思いたくも無くなり。
そしてまた違う人との出逢いを求める。


そんな情緒溢れた時間を時折思い出し。
今も思い出し、手にとった。

期待に沿うほどの 甘~いロマンスが描かれた作品は無く。
簡潔な即興詩のような感じを覚えた。
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◇「突き抜けろ」  中村航
この作品が一番心に残ったなぁ。
恋愛モノではないが、特に意味は無いけれど熱くなってしまう男の心理ってのが描かれていて。
酒をただひたすら飲むところは、こういう酒っていいよなぁと学生時代を思い出し。

◇「百瀬、こっちを向いて」 中田永一
こういう作品が、恋を感じるものとしては読みたかったものなんだろう。
もうちょっとこの先が知りたい、読みたいと思えたとこで終ってた。
絵としてもキレイな感じで映像化されてもおかしくは無い。

◇「魔法のボタン」 石田衣良
これが現実に求めてる展開かなぁ。
あぁ。
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by makoto_nakamu | 2010-09-20 07:24 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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面白かった。
それが全て。

愉快痛快。
読みながら、映像が頭の中で再現されるような。

軽快で。

小説を読むと、特に映像化された作品に興味が無くなるが、
これは逆に映画のほうも見てみたくなった。
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by makoto_nakamu | 2010-09-20 06:34 | 読書 | Trackback | Comments(0)

重力ピエロ

こりゃ、しばらくはまれそうだ。

男性作家の小説で面白そうなものを探していて、何となく買ってみた。
最初こそ重たかったものの、いつの間にやら引き込まれた。
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後ろのほうの評論を読んでいて、「スタイリッシュな文体云々」というのがあり。
読みながら感じてたことにその表現が適してた。
この作家のほかの本が読みたくなり、調べるとこの作家も東野圭吾さんと一緒でエンジニア出身。
さらに、よく映像化されているようだ。

面白い小説とシステム、構成が緻密ということがその共通項なのだろうか。
いや、あるシステムがあり、それは流れがあり。だが、結局はそこに載せるもので何もかもが
変わってくる。システムを作る人間にとっては、全くそれはたいしたことはないが、
周りから見ると奇跡でも起こったのかのごとく思えるってとこかな。

仙台という場所に興味をもった。
今の時代に合っていて、俺の好きな空気がそこにあるように思えた。
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by makoto_nakamu | 2010-09-03 07:18 | 読書 | Trackback | Comments(0)