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映画

気がついたら借りてきたDVD二本とも見ていた。その前にも一本見ていた。見すぎ?
タクシーとトロイと。そしてゼブラーマン。

トロイを見に行くときにセカチュウが流行ってて噂を聞いてたので急遽変更、セカチュウを見に行った。
この判断は賢明だったと思う。その時点でトロイが公開されてから二週間経っていたがあまり評判を聞かなかったし多分”あかんわ”思ってたときやったんで。セカチュウは”踊らされた~”と思いつつ心地よかった。純愛モノってのも悪くはない。ただ女の子と見に行くものじゃぁないなってのが本音だ。思いっきり泣けないから。

トロイは駄作だと思う。
費用はかかっててスケールが大きいのは確かに魅力にはなるかも知れないけれど内容が雑過ぎる。映画の中で歌ってたのとは逆に歴史には残らない映画として終わるだろう。

タクシーは…面白かった。
ただ単純に面白かった。おフランスってのがスマートさを加えてて格好よかったからかも知れないがこの映画が公開された時に発売されたCDを聞いて”おっ”と思ってたものだ。その時はヨーロッパR&Bの方が心地よく聞こえてそちらを購入したが。
近年はそうでもないのだろうがサントラってのはオマケっぽく感じられて嫌だったって心理も働いていた。

これらに比べてその前に見た『ゼブラーマン』は・・微妙という論点からもずれた作品だった。
もっとすっきりしたものを感じさせてくれることを期待していたのに・・・下手に日本チックに間を感じさせるよりもベタベタな作品にしてもらいたかった。



『間』を感じさせる作品などほとんどない。
多分それだけ生命の鼓動が聞こえてる人間が少ないからだろう。そういった監督がいないからだろう。精神を研ぎ澄まして生きる瞬間を感じる努力をする人がいないからだろう。
俺でも正直に嫌だ。この”のぺ~っ”とした国にいてそれを自分から感じる困難さってのは・・・矛盾してるが一生命体としては無駄な努力だ。
ただもし国家ということを考えられるならばそれは必要な努力だ。なぜならこんな国ばかりじゃないから。むしろこの国がレアケースなだけでほとんどの国で今、そこに『死』がある。
生を感じることで死があり、死を感じることで生がある。
単純なことだ。
ただそれが難しい。
by makoto_nakamu | 2005-01-16 14:20 | 映画・音楽 | Trackback | Comments(0)